リサイクルのご案内
当社処理プロセス
モノからモノを
生み出す未来へ
ハイパーサイクルシステムズの処理プロセスは、
家電製品やOA機器などに含まれる有用な資源を効率的に取り出し、純度の高い素材として甦らせることが大きな特徴です。
また、断熱材フロンなども適切な回収を実施しています。
リサイクル素材へと生まれ変わるまでの旅
手解体工程
様々な部品から出来上がっている電気製品から素材価値の高い部品や、環境に影響のある物質を含む部品や素材を中心に分解・回収を行います。
手解体工程
- エアコンライン
- 冷蔵庫ライン
- 洗濯機ライン
- OA機器ライン
破砕機工程
手解体で残った部品は、破砕機に投入します。細かく砕き、金属や樹脂などの素材ごとに分離して、選別しやすい大きさにします。
破砕機工程
エアコン・洗濯機・OA機器、その他家電製品の破砕を行います。
冷蔵庫のみを破砕し、断熱材フロンやウレタンを回収します。
保有している全11基の破砕機を、粉砕する部品や出荷形状などに合わせて使用し、純度の高い素材の回収を実現しています。
選別工程
破砕機により砕いた破砕物を、鉄・非鉄金属・混合プラスチック・ダストなど、素材ごとに選別・回収します。
選別工程
風力により、破砕物から素材化の難しいダストなどの軽量物を取り除き、金属などの品質を向上させます。
回収物ダスト
強力な磁石により鉄を選別し、回収します。
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磁力選別機（吊り下げ式）
破砕片の流れるコンベヤ上に、強力な永久磁石を内蔵した吊り下げコンベヤを配置し、磁性体のみを吸着し回収します。吊り下げ式はコンベヤに対する距離や傾きを容易に調整できるため、一般的に使われています。
さらに当社では、希土類磁石、電磁石、フェライト磁石など様々な磁石を用いた磁力選別機を使用して磁性体の回収を行っています。また、吊り下げ式以外にもプーリー式やドラム式など破砕物に合わせた磁力選別機を活用しています。
回収物鉄
残った破砕物から金属を効率よく選別するため、大小の2種類の大きさに揃えます。
渦電流選別機により、銅やアルミニウムなどの非鉄金属を回収します。
この設備についてもっと知る選別工程
非鉄選別機（渦電流選別機）
高速のコンベヤのテールローラー内部に強力な磁石をNとS極交互に高密度に配置したローターが高速回転しています。
磁界が高速で変化することにより、導電性の銅やアルミニウムなどの非鉄金属の破砕片に渦電流が発生し、その反動で遠方まで飛ばされますが、非導電性のプラスチックは飛ばされる事なくテールローター端部近くに落下するため、非鉄金属とプラスチックとを選別する事ができます。
回収物銅、アルミニウム
混合プラスチックの選別
回収した混合プラスチックをふるいにかけ、大きさを均一化した後に金属類を徹底的に除去し、純度の高い混合プラスチックとして回収します。
混合プラスチックの選別
混合プラスチックから異物を取りやすくするために、粒の大きさをそろえます。
異物が残っている混合プラスチックの中から、金属片を取り除き、純度の高い混合プラスチックとして回収します。
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比重選別機（エアーテーブル）
傾斜したスクリーン（網目）に振動を与えると、重量物である金属類はこのスクリーンの摩擦を受けて坂を上る様に移動しますが、プラスチックなどの軽量物はこの金属類の上部にあるため、坂を転げり落ちます。加えて下部より風を与えることで、軽量物は浮き上がり気味となり、振動の力を受けにくくなります。
これにより時間とともに重量物である金属類は上へ、軽量物であるプラスチックは下に、と分けています。
回収物混合プラスチック
フロン回収工程
エアコンや冷蔵庫に使用される｢冷媒フロン」｢断熱材フロン｣を適切に回収します。
フロン回収工程
圧縮・液化し、ボンベに回収します。
回収後、24時間体制で漏洩管理を実施しています。
回収されたフロンは、蒸溜再生されるか、フッ素樹脂として再生されるか、または無害化されます。
出荷荷姿ボンベ
活性炭吸着方式により液体として回収を行い、冷却保管庫で温度管理を実施しています。
回収されたフロンは無害化されます。
なお、ウレタンは圧縮・固形化し、燃料として利用されます。
出荷荷姿ドラム
テレビリサイクル工程
ガラス製の部品が多く、機械による選別が困難なことから、全て手解体で分別・回収を行います。
テレビリサイクル工程
手分解により基板や蛍光管などの部品に分別します。
分別した基板は製錬会社に出荷され、貴金属など資源化されます。
ブラウン管ガラスは、パネルガラスと鉛を含むファンネルガラスに分割・回収し、再利用されます。
